太陽光発電量6%向上…大日印が開発、両面採光向け反射シートの効果

2023/03/06

DNP(大日本印刷)が開発した「DNP太陽光発電所用反射シート」は、両面採光型太陽電池モジュールの発電量を向上させる製品。シートは太陽光の反射能(アルベド)を高め、ソーラーパネルの裏面セルに入射する光を増加させる効果があります。特長は以下の通り:

  • 高い反射率: 光の波長400nm~1,200nmに対して85%以上の高い反射率を持ち、幅広い太陽の角度に対応し、発電量を向上させる。
  • 耐久性: 耐高温・高湿試験や耐候性試験において、10年相当が経過しても効果が維持される。
  • 防草効果: 植物が光合成に利用する光の波長の90%以上を遮り、除草作業の負荷を軽減する。

実証実験では、北海道旭川市の太陽光発電所で約6%の発電量向上が確認され、3年後もその効果が維持されています。この製品は「リパワリング」のニーズに対応し、太陽光発電所の効率を高める期待が寄せられています。

詳細

https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/detail/20171757_1567.html